2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧
国際芸術センター青森(ACAC)で開催されているヴィジョン・オブ・アオモリ vol.9。 青森にルーツを持つ表現者に焦点を当てる展覧会シリーズとのこと。 津軽裂織作家の村上あさ子が紹介されている。 「青森の伝統工芸である津軽裂織は、古くは労働着として作…
呉夏枝さんの楽しみな展覧会。国際芸術センター青森(ACAC)で。 「染織を学び、織る、染める、結ぶ、染めるといった手法を用いて作品を制作する呉夏枝は、衣服や織りの行為を通して女性たちの、無名の人々の、語られなかった歴史や時間を浮き彫りにする視点…
斎藤祥子の『北海道の洋服化への道―函館を中心に』(青山社、2008年)を読む。 少し抜き書き。 「北国の海、山、田畑の仕事には、身体の躯幹部を覆う衣服だけでは体温調節に限界がある。そこで、天候の変化をしのぐために、被り物、履物等に工夫をしたり、海…
テキスタイルアーティストの酒井稚恵さんからお知らせをいただきました。「媚びない布」!!という言葉が印象的。そう、最近のテキスタイルの作家さんたちは、みんなパワフルで、とてもいいんです。2日のセッションは出張中で伺えないのが残念ですが、必ず拝…
アイヌ・アートを見る前に青森に寄る予定なので、もちろん津軽こぎんも見てくるつもり。 津軽こぎんは、麻布に白の木綿糸で幾何学的な文様を刺縫い(刺繍)したものとされる。刺子の一種だけど、地布が見えないほどびっしり刺すのが特徴。 とても美しいけれ…
「ユーカラ」というと、アイヌの人々が口伝えに継承してきた「叙事詩」なので、「優佳良織」はいかにも北海道の伝統的な織物という感じがする。が、この織物は1962年に旭川市生まれの染織作家・木内綾が創作した新しい織物。 素材は綿羊の毛を中心に、絹や木…
とりあえずアイヌの布について考えるための基礎知識・・・。 アイヌの伝統的な衣類は地域や素材、文様など様々だが、その代表がアットゥシ織とされる。 材料はオヒョウ(北海道全域に自生するニレ科植物)。その内皮を剥いで繊維を出し、糸に紡ぎ、織って布…
来週から青森から北海道へ行く。 いろいろ見てくる予定だけど、その一つが 北海道立近代美術館で開催中の「AINU ART―風のかたりべ」展。 http://event.hokkaido-np.co.jp/ainuart/ 美術館のHPで展覧会のみどころを見るとわかるが、やっぱり布ものが面白そう…
糸や布や針が好きだけど・・・ 縫ってる時間は至福の時だけど・・・ それができない日常があります。 だから、勉強を兼ねて糸・布・針などをテーマにした日常の記録を貯めてみようかな・・・と。