Tシャツの歴史を考えようとしたのだが・・・
知り合いから「日本におけるTシャツの歴史を知る方法」についてたずねられた。私にこんなことを尋ねても何も出てこないわけで・・・。
で、ネットでざっくり検索してみると、次のような流れがあるという。(あくまでTシャツ屋さんによる記事)
http://www.tshirt.co.jp/user_data/history.php
1. Tシャツの起源 Tシャツを着た英雄の登場
アメリカ海軍の船乗り(ヒーロー)の下着、アメリカ人の憧れの存在、1930年頃にヘインズ社が「コブ・シャツ」として販売開始。
2. 映画の中のTシャツ アンダーシャツから、アウターへ
第二次大戦後に下着からアウターへ。ジーンズとのコーディネート。労働者のユニフォーム化。1950年代からTシャツブーム。ハリウッドスターが着ることで反抗と挑戦のシンボルに。
3. 広告としてのTシャツ あらゆるメッセージがTシャツになった
白いTシャツをキャンバスに。広告化。コミュニケーションツール。
これを読んでみると、なるほどTシャツプリント業というものが社会の中で「必要」な仕事だということになろうか。ただし、3~7は基本的に同じことを違うシーンで語っているわけで、Tシャツが何らかの社会的コミュニケーションのツールとなったという意味では大きな変化はない。おそらく「Tシャツの歴史」としては、圧倒的に1.2が大事なことはわかる、が、あまり突っ込んでは書かれていない。
最初からヒーローありき・・・なので、別にTシャツ以外のものをヒーローが着ていたならそれで終わってしまう話である。
他に何か資料はないものか・・・。うーむ。